英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。
New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
Posted by Hiroki Matsuura - 2018.06.25,Mon
英文誌の特徴(Cleveland Clinic Journal of Medicine 編)
Cleveland Clinic Journal of Medicine (CCJM) のClinical Pictureにおける特徴をご紹介します。気を付けていただきたいのは、本記事で紹介する内容はあくまでも私見だということです。
1.歴史
CCJMは、オハイオ州に位置しアメリカ国内でも屈指の優良病院であるCleveland Clinic から発行されている医学誌です。特に心臓外科部門は全米一の病院として22年間にわたって表彰されています。
2.内容
CCJMは年12回発行の月刊誌であり、Clinical Pictureのセクションも非常に充実しています。Clinical Picture は毎号2-3本掲載され、2017年度のImpact Factorは1.8 を記録しています。
3.Clinical Pictureの分量や注意点
Author informationによると
1. Clinical Pictureの字数は「300 words以下」
2. 画像に関しては特に制限数に記載はないが、常識的に考えて「1-2枚程度」
3. Referenceは「5本以下」
4. Authorの人数制限は明記されていません
5. 身体所見の場合は患者が「特定されないこと」が重要だが、やむをえない場合は同意書を取得すること
6. 鑑別疾患を挙げること、が重要視されている
4.査読
査読から返信までの時間はやや長めです。30-40日程度で最初の返信が返ってきます。査読の際は返信に窮するような質問が幾つも送られてきます。なお初めて本誌にAcceptされたChilaiditi sign のCaseでは8か月にわたって4回修正(1回はAccept後)を求められましたが、その分充実した報告になったことは間違いありません。
※傾向としてはManuscript numberが付与されるとAcceptされる可能性が高く、付与されない場合はRejectされています。今のところAcceptの2本と現在Minor Revisionの1本はいずれもこのパターンに当てはまります。
5. Accept後
1. Accept後、2か月程度で発行元から著作権委譲書のPDFが送られてきますので直筆のサインを添えてFAX or e-mailで送信します。
2. さらにその後2か月程経過して英文校正の連絡がきます。
6.その他
いずれのCaseであっても「鑑別疾患を挙げること」をかなり重要視しているのではないかと考えられます。誌面は教育的な内容が多く、初期研修医だけでなくすべての臨床医にとって考えさせるClinical Pictureが多いと感じます。
Cleveland Clinic Journal of Medicine (CCJM) のClinical Pictureにおける特徴をご紹介します。気を付けていただきたいのは、本記事で紹介する内容はあくまでも私見だということです。
1.歴史
CCJMは、オハイオ州に位置しアメリカ国内でも屈指の優良病院であるCleveland Clinic から発行されている医学誌です。特に心臓外科部門は全米一の病院として22年間にわたって表彰されています。
2.内容
CCJMは年12回発行の月刊誌であり、Clinical Pictureのセクションも非常に充実しています。Clinical Picture は毎号2-3本掲載され、2017年度のImpact Factorは1.8 を記録しています。
3.Clinical Pictureの分量や注意点
Author informationによると
1. Clinical Pictureの字数は「300 words以下」
2. 画像に関しては特に制限数に記載はないが、常識的に考えて「1-2枚程度」
3. Referenceは「5本以下」
4. Authorの人数制限は明記されていません
5. 身体所見の場合は患者が「特定されないこと」が重要だが、やむをえない場合は同意書を取得すること
6. 鑑別疾患を挙げること、が重要視されている
4.査読
査読から返信までの時間はやや長めです。30-40日程度で最初の返信が返ってきます。査読の際は返信に窮するような質問が幾つも送られてきます。なお初めて本誌にAcceptされたChilaiditi sign のCaseでは8か月にわたって4回修正(1回はAccept後)を求められましたが、その分充実した報告になったことは間違いありません。
※傾向としてはManuscript numberが付与されるとAcceptされる可能性が高く、付与されない場合はRejectされています。今のところAcceptの2本と現在Minor Revisionの1本はいずれもこのパターンに当てはまります。
5. Accept後
1. Accept後、2か月程度で発行元から著作権委譲書のPDFが送られてきますので直筆のサインを添えてFAX or e-mailで送信します。
2. さらにその後2か月程経過して英文校正の連絡がきます。
6.その他
いずれのCaseであっても「鑑別疾患を挙げること」をかなり重要視しているのではないかと考えられます。誌面は教育的な内容が多く、初期研修医だけでなくすべての臨床医にとって考えさせるClinical Pictureが多いと感じます。
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