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英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。 New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
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Posted by - 2025.04.26,Sat
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Posted by Hiroki Matsuura - 2018.12.03,Mon
※残念ながら2021年9月でClinical Pictureの受付は終了されたようです(追記:2021年9月17日)
英文誌の特徴(Postgraduate Medical Journal 編)

Postgraduate Medical Journal (PMJ) のClinical Pictureにおける特徴をご紹介します。気を付けていただきたいのは、本記事で紹介する内容はあくまでも私見だということです。

1.歴史
英国の卒後教育であるFellowship of Postgraduate Medicine(初代総長:Sir William Osler)の学会誌として1925年に創刊された雑誌です。現在もFPMの学会誌という立場は変わりませんがBMJ groupとして発行が継続されています。

2.内容
PMJは年12回(月刊)発行される雑誌であり臨床研究から症例報告に至るまで様々な記事を掲載しています。Author Informationにも記述がありますが、設立された経緯からも医学教育や医学教育研究に力を入れているJournalです。ちなみに2018年のIFは2.078です。

3.Clinical Pictureの分量や注意点
Author informationによると

1. 字数は「250 words
2. 画像は「2」以内
3. Referenceは「5本以下
4. Authorは「2名以下
5. Pictureのセクションはあまり刺激の強い写真を求めていません

4.査読
AcceptされたClinical Pictureでは14日で第1報が返ってきました。日本海裂頭条虫の記事であったので、修正点に関しては疫学に関する内容と感染の予防(魚の調理の仕方)について加筆を求められましたが、そこまで厳しい修正意見が飛んできた訳ではありませんでした。

5. Accept後
Accept後にさらに14日程度でProofの確認がありました。同時にOpen Acsessについての希望を確認されました(PMJは全ての記事がOAであるため、記事公開には1950GBP・現行レートでおよそ28万円必要)。私もClinical Pictureのみの公開に28万円を支払う金銭的な余裕はないので、支払っていません。その代わり著者用の無料PDFが後日雑誌側からeメールでLinkとともに送られてきました。

6.その他
OAの費用以外は事務的な対応なども「一般的」で特に特筆するような注意点はありません。
個人的にはClinical PictureのOA費用くらい安くしてくれたらいいのに…と感じるくらいです。やはりClinical Pictureは学生さんを含め、多くの方に読んでいただきたいという気持ちが強く、OA費というネックから今後投稿を躊躇すると思われます(とは記載していますが意外に相性が良く、懲りずに出し続けています。追記:2019年10月11日)。掲載記事はいずれもQualityが高く、非常に勉強になるものばかりで素晴らしいJournalだと感じています。ただOA費が…。

またメールでは丁寧な対応をしてくれます。投稿後時間が経過している場合には「Mansucript status update on postgradmedj-(投稿番号)-awaiting editorial decision」と題したメールが送られてきます。内容は大体「もうすぐDecision Letter」が行きますというもので大体10日以内には最終結果が返ってくる印象です(追記:2019年10月11日)。
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