英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。
New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
Posted by Hiroki Matsuura - 2018.01.15,Mon
Clinical PictureがAcceptされました(31本目)
今回は非常に緊急性が高く重篤な感染症のClinical PictureがAcceptされました。
タイトルは「Conjunctival petechiae & Infective endocarditis」です。
「Infective Endocarditis」、感染性心内膜炎は感染症の中でも特別です。大変見つけづらく、発見が遅れると致命的で、さらに治療も難しい非常に厄介な疾患だというのは診療経験のある医師なら誰もが認めるところでしょう。
この感染性心内膜炎を示唆する身体所見は非常に多く知られています。代表的なものとして「Osler結節」「Janeway結節」「爪下線状出血」「Roth斑」といった所見がまず挙がります。しかしこれらの身体所見はIE全体でも5-15%程度でしか認められないという報告があります。よってこれらは感度が低く、特異度が非常に高い所見ということを認識する必要があります。
今回紹介する「Conjunctival petechiae (結膜出血)」も大体の内科学の教科書には当たり前のように記載がありますが、実際に目にした方は多くないと思われます。しかし頻度はJaneway結節とほぼ同様の10%程度とされており、IEを疑う患者或いは不明熱の患者ではぜひぜひ眼瞼結膜を注意深く確認してください。
写真に関しては、ここまで派手な結膜出血はおそらく世界的にも稀だと考えられます。
いつかどこかの教科書に採用されることを期待しています。
採用したいという方がいらっしゃればsuperonewex0506@yahoo.co.jpまでご一報ください。
以下リンクです。
「Conjunctival petechiae & Infective endocarditis」
掲載雑誌は英国内科学会の発行する内科学会「Quarterly Journal of Medicine(IF 3.1)」です。
100本まで残り69本です。
今回は非常に緊急性が高く重篤な感染症のClinical PictureがAcceptされました。
タイトルは「Conjunctival petechiae & Infective endocarditis」です。
「Infective Endocarditis」、感染性心内膜炎は感染症の中でも特別です。大変見つけづらく、発見が遅れると致命的で、さらに治療も難しい非常に厄介な疾患だというのは診療経験のある医師なら誰もが認めるところでしょう。
この感染性心内膜炎を示唆する身体所見は非常に多く知られています。代表的なものとして「Osler結節」「Janeway結節」「爪下線状出血」「Roth斑」といった所見がまず挙がります。しかしこれらの身体所見はIE全体でも5-15%程度でしか認められないという報告があります。よってこれらは感度が低く、特異度が非常に高い所見ということを認識する必要があります。
今回紹介する「Conjunctival petechiae (結膜出血)」も大体の内科学の教科書には当たり前のように記載がありますが、実際に目にした方は多くないと思われます。しかし頻度はJaneway結節とほぼ同様の10%程度とされており、IEを疑う患者或いは不明熱の患者ではぜひぜひ眼瞼結膜を注意深く確認してください。
写真に関しては、ここまで派手な結膜出血はおそらく世界的にも稀だと考えられます。
いつかどこかの教科書に採用されることを期待しています。
採用したいという方がいらっしゃればsuperonewex0506@yahoo.co.jpまでご一報ください。
以下リンクです。
「Conjunctival petechiae & Infective endocarditis」
掲載雑誌は英国内科学会の発行する内科学会「Quarterly Journal of Medicine(IF 3.1)」です。
100本まで残り69本です。
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