英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。
New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.04.26,Wed
AcceptとReject
論文投稿の際にMajor ArticleでもClinical PictureでもAcceptとRejectについての返信は基本的には変わりません。「Rejectかぁ」と思いきや、実際は違っていたこともありますので文例を紹介していきます。
1.Accept
一番嬉しい英文誌からの返信ですが、基本的にImmediate Accept(即受理)というのは余程のことがなければ起こりえません。
例文1.(QJM):Dear Dr. Matsuura, It is a pleasure to accept your manuscript entitled "Green nail syndrome" in its current form for publication in the QJM: An International Journal of Medicine.…
例文2. (CCJM):Dear Dr. Matsuura, I am pleased to tell you that your work has now been accepted for publication in Cleveland Clinic Journal of Medicine.…
まぁ似たような文面ですね。これに今後の方針などが記載されています。
例文3.(QJM):In order to publish your article, Oxford University Press requires that you complete a licence agreement online. A link to the online licensing system, and instructions on how to select and complete a licence, will be provided to you by the Production Editor at Oxford University Press in due course.
「著作権委譲などについて案内が送られてきますよ~後日フォームを送るのでチェックしてくださいね」といった案内がAcceptのメールに付いています。案内は早くて数日後に送られてきますが遅いと1ヶ月から2ヶ月かかるところもザラです。
続きます
論文投稿の際にMajor ArticleでもClinical PictureでもAcceptとRejectについての返信は基本的には変わりません。「Rejectかぁ」と思いきや、実際は違っていたこともありますので文例を紹介していきます。
1.Accept
一番嬉しい英文誌からの返信ですが、基本的にImmediate Accept(即受理)というのは余程のことがなければ起こりえません。
例文1.(QJM):Dear Dr. Matsuura, It is a pleasure to accept your manuscript entitled "Green nail syndrome" in its current form for publication in the QJM: An International Journal of Medicine.…
例文2. (CCJM):Dear Dr. Matsuura, I am pleased to tell you that your work has now been accepted for publication in Cleveland Clinic Journal of Medicine.…
まぁ似たような文面ですね。これに今後の方針などが記載されています。
例文3.(QJM):In order to publish your article, Oxford University Press requires that you complete a licence agreement online. A link to the online licensing system, and instructions on how to select and complete a licence, will be provided to you by the Production Editor at Oxford University Press in due course.
「著作権委譲などについて案内が送られてきますよ~後日フォームを送るのでチェックしてくださいね」といった案内がAcceptのメールに付いています。案内は早くて数日後に送られてきますが遅いと1ヶ月から2ヶ月かかるところもザラです。
続きます
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Posted by Hiroki Matsuura - 2017.04.12,Wed
1. 内科レジデントの鉄則
ここでは初期研修医の皆さんにオススメしたい書籍を紹介します。
一番最初に紹介する書籍は「内科レジデントの鉄則」です。
残念ながら国家試験の知識が即座に臨床の現場で役立つことはあまりありません。
本書では補液や栄養から、病棟急変時の対応など、「基本的」な事柄が丁寧に説明されています。
これまで永らく改訂されず内容的に古くなっていた本書ですが2018年5月に改訂第3版が発売されました。初期研修医になったら必ず読むべき一冊です。

ここでは初期研修医の皆さんにオススメしたい書籍を紹介します。
一番最初に紹介する書籍は「内科レジデントの鉄則」です。
残念ながら国家試験の知識が即座に臨床の現場で役立つことはあまりありません。
本書では補液や栄養から、病棟急変時の対応など、「基本的」な事柄が丁寧に説明されています。
これまで永らく改訂されず内容的に古くなっていた本書ですが2018年5月に改訂第3版が発売されました。初期研修医になったら必ず読むべき一冊です。
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内科レジデントの鉄則 第3版 [ 聖路加国際病院内科チーフレジデント ] 価格:4,104円 |

Posted by Hiroki Matsuura - 2017.04.01,Sat
Clinical PictureがAcceptされました(7本目)
2日連続の吉報です。
今回は耳鼻科領域の非常に珍しいClinical PictureがAcceptされました。
タイトルは「Uvula hematoma」です。
掲載雑誌は日本内科学会が発行する英文誌「Internal Medicine(IF 0.815)」です。
Uvula hematoma(口蓋垂血種)は血小板減少性紫斑病などの患者や気管挿管に関連した外傷によって生じることがある珍しい疾患で、過去には血種によって気道がふさがれ窒息したという症例報告がちらほら見られます。文献自体も非常に少なく、和文では60年前のものが数例引っかかる程度でした。
さて口腔内の写真撮影は聖書でも述べられているように非常に難しく、根気強さと患者の我慢強さがカギになります。かなり苦痛を伴いますので、しっかりとした説明が不可欠です。
ただし苦労のかいあってか過去に紹介されたいずれの論文よりも写真は美しく、綺麗だと断言できます。乞うご期待!
元記事のリンクはこちら(追記:2018年4月20日)
どうですか、見事な写真でしょう!
今回は他誌でRejectをくらい続けたこともありスライド投稿を繰り返した結果、Acceptに至りました。NEJM→Mayo Clinic Proceeding→QJM→IM。お蔵入りにならずほっとしました。
100本まで残り93本です。
2日連続の吉報です。
今回は耳鼻科領域の非常に珍しいClinical PictureがAcceptされました。
タイトルは「Uvula hematoma」です。
掲載雑誌は日本内科学会が発行する英文誌「Internal Medicine(IF 0.815)」です。
Uvula hematoma(口蓋垂血種)は血小板減少性紫斑病などの患者や気管挿管に関連した外傷によって生じることがある珍しい疾患で、過去には血種によって気道がふさがれ窒息したという症例報告がちらほら見られます。文献自体も非常に少なく、和文では60年前のものが数例引っかかる程度でした。
さて口腔内の写真撮影は聖書でも述べられているように非常に難しく、根気強さと患者の我慢強さがカギになります。かなり苦痛を伴いますので、しっかりとした説明が不可欠です。
ただし苦労のかいあってか過去に紹介されたいずれの論文よりも写真は美しく、綺麗だと断言できます。乞うご期待!
元記事のリンクはこちら(追記:2018年4月20日)
どうですか、見事な写真でしょう!
今回は他誌でRejectをくらい続けたこともありスライド投稿を繰り返した結果、Acceptに至りました。NEJM→Mayo Clinic Proceeding→QJM→IM。お蔵入りにならずほっとしました。
100本まで残り93本です。
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.04.01,Sat
Clinical Pictureが掲載されました(1)
初めて投稿した「Gastric Anisakiasis」「Diffuse Panbrochiolitis」がQuarterly Journal of Medicineの4月号に掲載されました。
以下Journal記事のリンクです
「Gastric Anisakiasis」
「Diffuse Panbronchiolitis」
実際に記事が載る喜びは格別ですね。
以上掲載報告でした。
初めて投稿した「Gastric Anisakiasis」「Diffuse Panbrochiolitis」がQuarterly Journal of Medicineの4月号に掲載されました。
以下Journal記事のリンクです
「Gastric Anisakiasis」
「Diffuse Panbronchiolitis」
実際に記事が載る喜びは格別ですね。
以上掲載報告でした。
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.03.31,Fri
Clinical PictureがAcceptされました(6本目)
今回は呼吸器感染症として本邦で未だ流行している結核関連のClinical PictureがAcceptされました。
タイトルは「Laryngeal tuberculosis: a forgotten disease」です。
喉頭結核は肺外結核の中でも食道結核についで頻度が低いものの、感染力の強さから公衆衛生上の重大な脅威になり得る疾患です。気管支鏡も自分で実施した症例であり、病巣が見えた瞬間に血の気が引きました。気管支内視鏡中にはどんな大量出血でも動じない&何も言わない副院長(共著者)がぼそっと「やばいな」といったことは一生忘れません。
元記事のリンクはこちら(追記:2017年10月20日)
やはり欧米では結核がほぼ制圧されていることもありClinical Pictureではこれからも狙い目の分野かもしれません。
雑誌は今回も英国内科学会の発行する内科系雑誌「Quarterly Journal of Medicine(IF 3.1)」です。
100本まで残り94本です。
今回は呼吸器感染症として本邦で未だ流行している結核関連のClinical PictureがAcceptされました。
タイトルは「Laryngeal tuberculosis: a forgotten disease」です。
喉頭結核は肺外結核の中でも食道結核についで頻度が低いものの、感染力の強さから公衆衛生上の重大な脅威になり得る疾患です。気管支鏡も自分で実施した症例であり、病巣が見えた瞬間に血の気が引きました。気管支内視鏡中にはどんな大量出血でも動じない&何も言わない副院長(共著者)がぼそっと「やばいな」といったことは一生忘れません。
元記事のリンクはこちら(追記:2017年10月20日)
やはり欧米では結核がほぼ制圧されていることもありClinical Pictureではこれからも狙い目の分野かもしれません。
雑誌は今回も英国内科学会の発行する内科系雑誌「Quarterly Journal of Medicine(IF 3.1)」です。
100本まで残り94本です。
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