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英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。 New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
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Posted by - 2025.04.28,Mon
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Posted by Hiroki Matsuura - 2017.06.01,Thu
Clinical Pictureが掲載されました(3)
先日投稿したDiospyrobezoar and a fondness for persimmonsがQuarterly Journal of Medicineの6月号に掲載されました。

皆さんも柿の食べ過ぎには注意してください。

以下Journal記事のリンクです。
Diospyrobezoar and a fondness for persimmons

QJMには3ヶ月連続の掲載です。
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Posted by Hiroki Matsuura - 2017.05.26,Fri
Clinical PictureがAcceptされました(10本目)
今回は外科的緊急疾患のClinical PictureがAcceptされました。
記念すべき10本目です。100本はなかなか遠い!
タイトルは「Imaging, Superior Mesenteric Vein (SMV) sign & bowel ischaemiaで掲載誌は英国内科学会の発行する内科系雑誌「Quarterly Journal of Medicine(IF 3.1)」です。

絞扼性イレウスNOMI、そして今回の投稿症例である上腸間膜動脈閉塞症など腸管虚血を来たす疾患では、腹膜刺激徴候を伴わない激烈な疼痛(腸管穿孔に至っていない場合)を来たすのが特徴です。造影CTを撮影しなければ診断できない場合が多いのですが、単純CTしかとれない場合でも有用な所見として今回Acceptされた「Smaller SMV sign」があります。本来ならばSMA径のほうが細くなるのですが、静脈系の還流障害でSMVへの血流流量が減少し、SMA径に比べてSMV径が小さくなる逆転現象が起きます。

なお今回の投稿でわかったこととして、どうやら「Smaller SMV sign」は日本独自の表現のようです。投稿の際には「Smaller SMV sign」で投稿しましたが、Reviewerよりタイトルを修正するように指示がありました。実際にPubmedで検索してみましたが「Smaller SMV sign」という表現は全く検索にかかりませんでした。

元記事のリンクはこちら(追記:2018年4月20日)

100本まで残り90本です。
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.05.12,Fri
Cover letterの書き方
論文投稿の際に必要なものにCover letterがあります。
そもそもCover letterとは簡潔にいうと挨拶文を指します。

Cover letter自体は「お作法」に近いもので、形式はどの雑誌も同様ですが不備があると大変失礼です。

テンプレートを作りましょう。
実際に私が投稿した際に送付したCover letterを参考にしてください。

※雑誌名、編集者は雑誌毎に異なります。間違えないように注意してください!

Editor in-chief
Professor Seamas Donnelly
Quarterly Journal of Medicine

Dear Prof. Seamas Donnelly

Please find our manuscript entitled “Gastric Anisakiasis”, which we would like to submit for publication as clinical pictures in Quarterly Journal of Medicine.

Although most cases of anisakiasis was reported from Japan in the past, as the Japanese style fresh, raw or undercooked seafood, such as ‘sushi’ and ‘sashimi’ has become popular, and the consumption of raw fish has increased globally, it has been recognized in other parts of the world. We believe that doctors having seen this typical case of gastric anisakiasis once they would be able to suspect and recognize it subsequently. This case is simple, but it is valuable.

I strongly believe that I have fulfilled the conditions of the journal regarding contribution to the concept, design, and drafting of the manuscript.

Thank you for your consideration. I look forward to hearing from you.

Yours sincerely,

Hiroki Matsuura, MD
Senior resident
The corresponding author is: Hiroki Matsuura, MD,
Mitoyo General Hospital
Address: 708, Himehama, Toyohama-cho, Kanonji-city, Kagawa, 769-1695 Japan
Tel: +81-875-52-3366, Fax: +81-875-52-4936
E-mail: superonewex0506@yahoo.co.jp

Posted by Hiroki Matsuura - 2017.05.01,Mon
Clinical Pictureが掲載されました(2)
先日投稿したMinocycline-induced hyperpigmentationがQuarterly Journal of Medicineの5月号に掲載されました。

以下Journal記事のリンクです
Minocycline-induced hyperpigmentation


(本症例の患者が別の疾患で入院して来た際の写真です。以前の受診からおよそ2年経過していますが色素沈着は残存しています。:追記2017年11月15日)

QJMには2ヶ月連続の掲載です。
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.04.30,Sun
Clinical PictureがAcceptされました(8本目、9本目)
今回は眼科関連のClinical Pictureが2本同時にAcceptされました。
タイトルは「Kayser-Fleischer ring: Wilson’s disease」「Panda sign: sarcoidosis」です。

Wilson病は国家試験でも頻出の疾患ですが、実際に診る機会は少なく(見逃している?)、早期発見は生命予後に明らかにかかわることが知られている遺伝性疾患です。原因不明の肝障害にくわえ、神経症状を呈する患者がいた場合には尿中銅血清セルロプラスミンの測定が簡便で有用です。余談ですがKayser-Fleischer ringはつづりが難しく、学生時代に筆記試験で煮え湯を飲まされたことがある方も多いかもしれません。実際投稿時のタイトルを誤ってFreischerにしていたのですが編集者は全く気づいていませんでした。

Sarcoidosisも国家試験頻出の疾患で様々な病態を示す悩ましい疾患です。特に心サルコイドーシスは完全房室ブロックを引き起こし突然死の原因となります。今回はシンチグラフィの画像を提示しましたが、サルコイドーシスの患者ではGa67が眼、唾液腺に集積しやすいという特徴があります。
鼻は生理的集積の範疇ですが、これらをあわせるとまるでGiant Pandaのようにみえるということから、この名が付いています(参照)。なお鑑別疾患としてAIDS、結核、ベーチェット病で同様の所見を示すと言われています。

掲載雑誌はいずれも英国内科学会の発行する内科系雑誌「Quarterly Journal of Medicine(IF 3.1)」になります。

100本まで残り91本です。
プロフィール
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