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英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。 New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
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Posted by Hiroki Matsuura - 2021.11.30,Tue
「診断エラー学のすすめ」に掲載されました(1)
今回はCadettoでの連載ではなく日経メディカル本誌に掲載された記事を紹介します。
タイトルは「通常とは異なるプレゼンテーションを呈した症例『少しのことにも、先達はあらまほしき事なり』吉田兼好」です。

皆様は「診断エラー」という言葉をご存知でしょうか?「エラー」という言葉自体にネガティブなイメージが内包されていますが、この「診断エラー」は診療に携わるドクターであれば誰しも起こしうる可能性があります。しかしアメリカの医療過誤を後方視的に調査した研究によると「診断エラー」を他の医療エラーと比較したところ、「最も患者の死に影響していた」と報告されています。

近年、海外ではレジデントや学生に対する教育分野として、「診断エラー」が非常に注目されており、米国ではSociety to Improve Diagnosis in Medicine (SIDM)という学会が設立されている程です。残念ながら日本において「診断エラー」の注目度はお世辞にも高いとはいえません。

日本病院総合診療医学会では若手部会にて「診断エラー部門」が発足しており、群星(むりぶし)沖縄臨床研修センター長の徳田安春先生を筆頭に、診断エラーに精通する先生方にご指導いただきながら活動を進めている次第です(と偉そうに書いたものの、普段は幽霊部会員で申し訳ありません
今回は日本病院総合診療医学会の若手部会「診断エラー部門」の一員として、連載記事の一部を担当させていただきました。実際にあった症例を少々改変、簡略化した上で「診断エラー」に至ったある感染症について紹介しています。

是非ともご参照ください。

日経メディカル・診断エラー学のすすめ
「通常とは異なるプレゼンテーションを呈した症例『少しのことにも、先達はあらまほしき事なり』吉田兼好」
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