英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。
New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.01.22,Sun
英文校正は必要?
1.英文校正は必要?
必要です。
内容がいかに秀逸な内容であったとしても、英文がイマイチでReviewerに正しい意図が
伝わらずRejectを受ける…というような悲しい事態は避けなければなりません。
Clinical Pictureの投稿ではそこまで煩雑なグラフなどの紹介はないので意識する機会があまりないのですが、現在執筆中の後方視研究の校正では必要性を痛感させられています。FigureのCaptionでも短く簡潔に特徴を捉えた表現は案外難しいものです。
さて校正会社についてですが、Journalを取り扱う出版社が校正会社をHP上で紹介している場合があります。大手でそれなりに費用がかかりますが、いい加減な校正会社を選ぶ心配がないという点では良いかと思います。
ちなみに私が投稿を開始してからお世話になり続けているのはEditageです。非常に多彩なサービス展開をしていて対応も丁寧かつ迅速、納期は一回も遅れたことがありません。今後も余程のことがない限りは依頼を継続することになりそうです。
1.英文校正は必要?
必要です。
内容がいかに秀逸な内容であったとしても、英文がイマイチでReviewerに正しい意図が
伝わらずRejectを受ける…というような悲しい事態は避けなければなりません。
Clinical Pictureの投稿ではそこまで煩雑なグラフなどの紹介はないので意識する機会があまりないのですが、現在執筆中の後方視研究の校正では必要性を痛感させられています。FigureのCaptionでも短く簡潔に特徴を捉えた表現は案外難しいものです。
さて校正会社についてですが、Journalを取り扱う出版社が校正会社をHP上で紹介している場合があります。大手でそれなりに費用がかかりますが、いい加減な校正会社を選ぶ心配がないという点では良いかと思います。
ちなみに私が投稿を開始してからお世話になり続けているのはEditageです。非常に多彩なサービス展開をしていて対応も丁寧かつ迅速、納期は一回も遅れたことがありません。今後も余程のことがない限りは依頼を継続することになりそうです。
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Posted by Hiroki Matsuura - 2017.01.15,Sun
Clinical pictureを投稿する英文誌の選択(1)
完全に私見ですが以下の2点を投稿の際に確認します。
1.インパクトファクター
まずはインパクトファクターの高い雑誌をチェックしましょう。Clinical pictureの投稿を受け付けている英文誌で最も高いIFを誇るのはNew England Journal of Medicine(IF:58.912)です。一度で良いので掲載されてみたいですね。本ブログの掲載目標はココ!なおここではインパクトファクター(IF)の良し悪しは論じません。IFは単なる一指標にしか過ぎず、IFを盲信して投稿するとは何事か!という指摘は正直耳が痛いですが…
でもないよりいいじゃんIF
低いより高い方がいいじゃんIF
を合言葉に今日もいそいそと原稿を作成します。
一般的にIFが高ければ読者数が多いだろうという考えのもと、わたしは投稿誌を選択しています。
2.過去に同様のClinical pictureが投稿されていないか
絶対ではありませんが過去問に同様のClinical pictureが投稿されている場合には採用される可能性は低くなると考えられるので、その場合わたしは投稿誌を変更します。例を挙げると、2016年12月にアニサキスの症例を経験したのでNEJMに投稿しようと考えましたが、同年8月に(なんと日本から…悔しい)アニサキスは既に取り上げられており、他誌への投稿を決めました。
続きます
完全に私見ですが以下の2点を投稿の際に確認します。
1.インパクトファクター
まずはインパクトファクターの高い雑誌をチェックしましょう。Clinical pictureの投稿を受け付けている英文誌で最も高いIFを誇るのはNew England Journal of Medicine(IF:58.912)です。一度で良いので掲載されてみたいですね。本ブログの掲載目標はココ!なおここではインパクトファクター(IF)の良し悪しは論じません。IFは単なる一指標にしか過ぎず、IFを盲信して投稿するとは何事か!という指摘は正直耳が痛いですが…
でもないよりいいじゃんIF
低いより高い方がいいじゃんIF
を合言葉に今日もいそいそと原稿を作成します。
一般的にIFが高ければ読者数が多いだろうという考えのもと、わたしは投稿誌を選択しています。
2.過去に同様のClinical pictureが投稿されていないか
絶対ではありませんが過去問に同様のClinical pictureが投稿されている場合には採用される可能性は低くなると考えられるので、その場合わたしは投稿誌を変更します。例を挙げると、2016年12月にアニサキスの症例を経験したのでNEJMに投稿しようと考えましたが、同年8月に(なんと日本から…悔しい)アニサキスは既に取り上げられており、他誌への投稿を決めました。
続きます
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.01.08,Sun
そもそもインパクトファクターとは?
インパクトファクター(以下IF)とは毎年Tomson Reuters社の引用文献データベースWeb of Scienceに収録されるデータを元に算出されています。そもそもIFはWeb of Scienceに収録する雑誌を選定する際の社内指標として開発されたという経緯があり、図書館の雑誌の選定や論文投稿先などを決定する指針として使用されることを想定して公開された指標です。
インパクトファクターの求め方
A = 対象の雑誌が2014年に掲載した論文数
B = 対象の雑誌が2015年に掲載した論文数
C = 対象の雑誌が2014年・2015年に掲載した論文が、2016年に引用された延べ回数
C ÷ (A+B) = 2016年のインパクトファクター
年間1000報の論文を掲載する雑誌があり、この雑誌の記事が2016年にのべ5000回引用された場合、上記式に当てはめるとIF=2.5となります。
インパクトファクターの調べ方
IFはTomson Reuters社が発行しているJournal Citation Reportsに掲載されています。Journal Citation Reportsは有料であり、毎年1回6月頃に更新されます。Journal Citation Reportでは特定の雑誌のIFを検索でき、またカテゴリーごとにIFを閲覧・比較することが出来ます。
続きます
インパクトファクターの求め方
A = 対象の雑誌が2014年に掲載した論文数
B = 対象の雑誌が2015年に掲載した論文数
C = 対象の雑誌が2014年・2015年に掲載した論文が、2016年に引用された延べ回数
C ÷ (A+B) = 2016年のインパクトファクター
年間1000報の論文を掲載する雑誌があり、この雑誌の記事が2016年にのべ5000回引用された場合、上記式に当てはめるとIF=2.5となります。
インパクトファクターの調べ方
IFはTomson Reuters社が発行しているJournal Citation Reportsに掲載されています。Journal Citation Reportsは有料であり、毎年1回6月頃に更新されます。Journal Citation Reportでは特定の雑誌のIFを検索でき、またカテゴリーごとにIFを閲覧・比較することが出来ます。
続きます
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.01.01,Sun
Clinical pictureは「知識の大海原」である
臨床医が現場だけで出会える症例には残念ながら限界があります。しかし近年の通信技術の発達により、分厚いハードカバーの教科書だけが僕ら臨床医の「知識の泉」であった時代はとうに過ぎ去りました。地球の真裏、ブラジルの医学誌のClinical pictureを覗き見ればChagas病の臨床像を目の当たりにすることができます。無論MalariaやZika virus Infectionも同様です。良い時代ですね。
Clinical pictureを掲載している英文誌は古今東西無数にあり、「知識の大海原」は目の前に拡がっています。大海原に一歩踏み出せば、おびただしい数のClinical pictureが臨床医の限界を可能性へと変えていくでしょう。わたしは「知識の大海原」にしずく一滴でも水を加えられたらいいなぁと考えながら、臨床の合間をぬってClinical pictureを英文誌に投稿しています。当ブログはClinical picture投稿をメインの題材としていますが、それ以外にも英文誌への投稿を通して経験した様々な事柄を取りあげていきます。
臨床医が現場だけで出会える症例には残念ながら限界があります。しかし近年の通信技術の発達により、分厚いハードカバーの教科書だけが僕ら臨床医の「知識の泉」であった時代はとうに過ぎ去りました。地球の真裏、ブラジルの医学誌のClinical pictureを覗き見ればChagas病の臨床像を目の当たりにすることができます。無論MalariaやZika virus Infectionも同様です。良い時代ですね。
Clinical pictureを掲載している英文誌は古今東西無数にあり、「知識の大海原」は目の前に拡がっています。大海原に一歩踏み出せば、おびただしい数のClinical pictureが臨床医の限界を可能性へと変えていくでしょう。わたしは「知識の大海原」にしずく一滴でも水を加えられたらいいなぁと考えながら、臨床の合間をぬってClinical pictureを英文誌に投稿しています。当ブログはClinical picture投稿をメインの題材としていますが、それ以外にも英文誌への投稿を通して経験した様々な事柄を取りあげていきます。
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