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英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。 New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
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Posted by - 2026.02.04,Wed
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Posted by Hiroki Matsuura - 2017.12.23,Sat
Clinical PictureがAcceptされました(29本目)
今回は皮膚科関連のClinical PictureがAcceptされました。
タイトルは「Milian's ear sign」です。

Milian’s ear signは顔面の蜂窩織炎と丹毒を鑑別する際に有用な所見です。
まず丹毒と蜂窩織炎ですが、丹毒は真皮浅層に生じる炎症である一方で蜂窩織炎は真皮深層から皮下組織を炎症の主座とする違いがあります。丹毒の方が発赤の境界が比較的明瞭と言われますが、実際患者を目の前にするとわからない…結構悩ましい問題です。

耳介は真皮が薄く皮下脂肪組織がありません。皮下脂肪組織がないということは耳に蜂窩織炎は起こりえないのです。すなわち耳介と顔面とが同時に発赤するという状態は、炎症が比較的浅い層をつたって波及したということになります。

すなわち浅い層=真皮浅層の炎症であるので「丹毒」という診断に至ります。


元記事のリンクはこちら(追記:2018年7月6日)

ただし注意点があります。
耳介が赤い=丹毒ではありません。

以前Milian's ear signとたかをくくったがために、水疱が外耳道にのみ存在するRamsay-Hunt症候群を見逃しかけました。耳介が赤い場合には神経所見や水疱の有無を十分確認して診断を下す必要があります。

掲載雑誌は英国内科学会の発行する内科系雑誌「Quarterly Journal of Medicine(IF 3.1)」です。

100本まで残り71です。
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Posted by Hiroki Matsuura - 2017.12.21,Thu
Clinical Pictureが掲載されました(14)
先日Acceptされた「Crohn's disease: bamboo joint-like appearance」がQuarterly Journal of Medicineの12月号に掲載されています。

以下Journal記事のリンクです。
Crohn's disease: bamboo joint-like appearance

QJMには9ヶ月連続の掲載です。
目指せ1年Complete!
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.12.12,Tue
Clinical Pictureが掲載されました(13)
先日投稿した「Pulmonary Alveolar Proteinosis: Crazing-paving Appearance」「Colonic Anisakiasis」の2本がAmerican Journal of MedicineのAdvance articleで掲載されています。

以下Journal記事のリンクです。
American Journal of Medicine
Clinical communication to the editor
Pulmonary Alveolar Proteinosis: Crazing-paving Appearance
Colonic Anisakiasis
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.12.10,Sun
Clinical Picture(Case Report)がAcceptされました(28本目)
今回はダニ媒介感染症である日本紅斑熱のCase ReportがAcceptされました。
タイトルは「Family cluster of Japanese spotted feverです。

掲載雑誌はケース・ウェスタン・リザーブ大学が発行する熱帯医学・衛生専門誌として著名な「American Journal of Tropical Medicine and Hygiene(IF 2.549」です。

「Japanese spotted fever(日本紅斑熱)」は1984年徳島県阿南市で馬原文彦先生によって発見された紅斑熱群リケッチア感染症です。近年感染者数が増加しており公衆衛生上大きな脅威となるダニ媒介疾患として知られています。特徴的な紅斑、痂皮、肝障害を3徴としますが、痂皮に関しては見付からなかったケースが半数に上り、ダニに咬まれた自覚のある人も非常に少ないという報告があります。リケッチアは細胞内寄生菌でありミノサイクリンドキシサイクリン(他にニューキノロン系)が有効ですが、ペニシリンなどは完全に無効であるため、適切な治療開始が遅れるとDICに陥り死亡します。

今回の症例の核は幾つかあるのですが、まずは香川県における日本紅斑熱の発症状況を紹介します。実は香川県を除く四国3件は日本紅斑熱が随分前から報告されていました(徳島:1984年、高知:1986年、愛媛:2003年)。しかし香川県で初めて本症が報告されたのはなんと2013年になってからです。当院で初めて発見されたのは2014年であり、県下2例目でした。今回の症例は私が研修医2年目の救急当番中に遭遇したCaseであり、夫婦同時に本症を発症し非常に重篤な経過を辿っただけでなく、さらにその隣人が本症を発症したCluster症例でした。

これまで本症が発生したことのない地域であったことから、医療者だけでなく地域住民にとっても非常に衝撃的な出来事として受け止められました(発生地域の野焼きを強行しようとした猛者まで…)。またダニに咬まれたと受診される方も急増しました。予防啓発として自治体が放送を流してくれるなど、色々なことが変化し、感染症診療が地域に与える影響の大きさを肌で実感した印象的な症例でした。

100本まで残り72本です。
Posted by Hiroki Matsuura - 2017.12.03,Sun
Clinical Pictureが掲載されました(12)
先日Acceptされた「An imported case of leprosy in a trainee from Indonesia to Japan」「Pseudomembranous colitis」「Steeple sign and acute laryngotracheobronchitis」3本がQuarterly Journal of Medicineの11月号に同時に掲載されています。

以下Journal記事のリンクです。
An imported case of leprosy in a trainee from Indonesia to Japan
Pseudomembranous colitis
Steeple sign and acute laryngotracheobronchitis

QJMには8ヶ月連続の掲載です。
目指せ1年Complete!
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