英文誌への投稿を始めたばかりの後期研修医のブログです。
New England Journal of Medicine の「Images in clinical medicine」への掲載を目標に頑張ります。
Posted by Hiroki Matsuura - 2018.07.20,Fri
症例報告が掲載されました(追記)
以前お知らせしましたが、日本内科学会雑誌の2017年度6月号に症例報告が掲載されました。
タイトルは「多発肝動脈瘤破裂による胆道出血を来したANCA関連血管炎の1例」
英語タイトルは「Case report; A case of ANCA associated vasculitis with hemobilia due to rupture of the hepatic artery aneurysm」です。
掲載から1年が経過し、こちらの記事もインターネット上で無料で公開されています。
以下のリンクよりぜひご参照ください。
日本内科学会雑誌(今月の症例:2017年6月号)
「多発肝動脈瘤破裂による胆道出血を来したANCA関連血管炎の1例」
以前お知らせしましたが、日本内科学会雑誌の2017年度6月号に症例報告が掲載されました。
タイトルは「多発肝動脈瘤破裂による胆道出血を来したANCA関連血管炎の1例」
英語タイトルは「Case report; A case of ANCA associated vasculitis with hemobilia due to rupture of the hepatic artery aneurysm」です。
掲載から1年が経過し、こちらの記事もインターネット上で無料で公開されています。
以下のリンクよりぜひご参照ください。
日本内科学会雑誌(今月の症例:2017年6月号)
「多発肝動脈瘤破裂による胆道出血を来したANCA関連血管炎の1例」
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Posted by Hiroki Matsuura - 2018.07.04,Wed
Clinical Pictureが掲載されました(23)
先日アクセプトされました「Herpes Zoster and Hutchinson's sign」がQuarterly Journal of Medicineの7月号に掲載されています。
帯状疱疹は早期発見、早期治療が重要です。
特にこのHutchinson's sign は眼合併症を予期する重要な身体所見になります。
「知らなかった」では患者の失明を招く可能性があります。十分に気を付けましょう。
以下Journal記事のリンクです。
「Herpes Zoster and Hutchinson's sign」
なお本号のQJMでは本邦よりほかに2本のClinical Pictureが掲載されています。
済生会福岡総合病院の友田 義崇 先生「Sarcoidosis with primary pulmonary cavitation」
熊本大学病院の永吉 靖央 先生「Inverted U-wave and myocardial ischemia」
Case report のセクションでは
島根大学 卒後臨床研修センターの和足 孝之 先生「MRI thermal burn injury: an unrecognized consequence of wearing novel, high-tech undergarments」が掲載されています。
是非ともご参照ください。
先日アクセプトされました「Herpes Zoster and Hutchinson's sign」がQuarterly Journal of Medicineの7月号に掲載されています。
帯状疱疹は早期発見、早期治療が重要です。
特にこのHutchinson's sign は眼合併症を予期する重要な身体所見になります。
「知らなかった」では患者の失明を招く可能性があります。十分に気を付けましょう。
以下Journal記事のリンクです。
「Herpes Zoster and Hutchinson's sign」
なお本号のQJMでは本邦よりほかに2本のClinical Pictureが掲載されています。
済生会福岡総合病院の友田 義崇 先生「Sarcoidosis with primary pulmonary cavitation」
熊本大学病院の永吉 靖央 先生「Inverted U-wave and myocardial ischemia」
Case report のセクションでは
島根大学 卒後臨床研修センターの和足 孝之 先生「MRI thermal burn injury: an unrecognized consequence of wearing novel, high-tech undergarments」が掲載されています。
是非ともご参照ください。
Posted by Hiroki Matsuura - 2018.06.25,Mon
英文誌の特徴(Cleveland Clinic Journal of Medicine 編)
Cleveland Clinic Journal of Medicine (CCJM) のClinical Pictureにおける特徴をご紹介します。気を付けていただきたいのは、本記事で紹介する内容はあくまでも私見だということです。
1.歴史
CCJMは、オハイオ州に位置しアメリカ国内でも屈指の優良病院であるCleveland Clinic から発行されている医学誌です。特に心臓外科部門は全米一の病院として22年間にわたって表彰されています。
2.内容
CCJMは年12回発行の月刊誌であり、Clinical Pictureのセクションも非常に充実しています。Clinical Picture は毎号2-3本掲載され、2017年度のImpact Factorは1.8 を記録しています。
3.Clinical Pictureの分量や注意点
Author informationによると
1. Clinical Pictureの字数は「300 words以下」
2. 画像に関しては特に制限数に記載はないが、常識的に考えて「1-2枚程度」
3. Referenceは「5本以下」
4. Authorの人数制限は明記されていません
5. 身体所見の場合は患者が「特定されないこと」が重要だが、やむをえない場合は同意書を取得すること
6. 鑑別疾患を挙げること、が重要視されている
4.査読
査読から返信までの時間はやや長めです。30-40日程度で最初の返信が返ってきます。査読の際は返信に窮するような質問が幾つも送られてきます。なお初めて本誌にAcceptされたChilaiditi sign のCaseでは8か月にわたって4回修正(1回はAccept後)を求められましたが、その分充実した報告になったことは間違いありません。
※傾向としてはManuscript numberが付与されるとAcceptされる可能性が高く、付与されない場合はRejectされています。今のところAcceptの2本と現在Minor Revisionの1本はいずれもこのパターンに当てはまります。
5. Accept後
1. Accept後、2か月程度で発行元から著作権委譲書のPDFが送られてきますので直筆のサインを添えてFAX or e-mailで送信します。
2. さらにその後2か月程経過して英文校正の連絡がきます。
6.その他
いずれのCaseであっても「鑑別疾患を挙げること」をかなり重要視しているのではないかと考えられます。誌面は教育的な内容が多く、初期研修医だけでなくすべての臨床医にとって考えさせるClinical Pictureが多いと感じます。
Cleveland Clinic Journal of Medicine (CCJM) のClinical Pictureにおける特徴をご紹介します。気を付けていただきたいのは、本記事で紹介する内容はあくまでも私見だということです。
1.歴史
CCJMは、オハイオ州に位置しアメリカ国内でも屈指の優良病院であるCleveland Clinic から発行されている医学誌です。特に心臓外科部門は全米一の病院として22年間にわたって表彰されています。
2.内容
CCJMは年12回発行の月刊誌であり、Clinical Pictureのセクションも非常に充実しています。Clinical Picture は毎号2-3本掲載され、2017年度のImpact Factorは1.8 を記録しています。
3.Clinical Pictureの分量や注意点
Author informationによると
1. Clinical Pictureの字数は「300 words以下」
2. 画像に関しては特に制限数に記載はないが、常識的に考えて「1-2枚程度」
3. Referenceは「5本以下」
4. Authorの人数制限は明記されていません
5. 身体所見の場合は患者が「特定されないこと」が重要だが、やむをえない場合は同意書を取得すること
6. 鑑別疾患を挙げること、が重要視されている
4.査読
査読から返信までの時間はやや長めです。30-40日程度で最初の返信が返ってきます。査読の際は返信に窮するような質問が幾つも送られてきます。なお初めて本誌にAcceptされたChilaiditi sign のCaseでは8か月にわたって4回修正(1回はAccept後)を求められましたが、その分充実した報告になったことは間違いありません。
※傾向としてはManuscript numberが付与されるとAcceptされる可能性が高く、付与されない場合はRejectされています。今のところAcceptの2本と現在Minor Revisionの1本はいずれもこのパターンに当てはまります。
5. Accept後
1. Accept後、2か月程度で発行元から著作権委譲書のPDFが送られてきますので直筆のサインを添えてFAX or e-mailで送信します。
2. さらにその後2か月程経過して英文校正の連絡がきます。
6.その他
いずれのCaseであっても「鑑別疾患を挙げること」をかなり重要視しているのではないかと考えられます。誌面は教育的な内容が多く、初期研修医だけでなくすべての臨床医にとって考えさせるClinical Pictureが多いと感じます。
Posted by Hiroki Matsuura - 2018.06.21,Thu
Clinical PictureがAcceptされました(40本目)
今回は一般的な降圧薬による副作用に関するClinical PictureがAcceptされました。タイトルはそのまま「Calcium channel blocker-induced gingival overgrowth」です。「Calcium channel blocker-induced gingival overgrowth」 は直訳すると「カルシウム拮抗薬による歯肉腫脹」となります。カルシウム拮抗薬は降圧薬や冠攣縮性狭心症の治療薬として世界中で汎用されている薬剤になりますが、副作用についてはあまり論じられません。副作用として代表的なものは、顔面紅潮、頭痛、下腿浮腫、熱感、過度の降圧に伴う低血圧などが知られています。しかしこれら以外にも非常に少数ながら、機序が不明の歯肉腫脹を生じる場合があります。
歯肉腫脹を伴う薬剤として有名なものは他に、フェニトインやカルバマゼピンといった抗てんかん薬やシクロスポリンなど免疫抑制薬があります。
歯肉腫脹が生じた際には内服薬の変更や中止で改善するとされています。
また歯肉腫脹は歯面に歯垢が多いと重症化するケースが多いという報告があるため口腔ケアが重要です。
普段の診療で口腔内観察がつい疎かになりがちですが、口腔内や齲歯、舌、歯肉観察で思わぬ診断に繋がることがあります。日々の身体診察で忘れないように行いましょう。
掲載雑誌は日本内科学会が発行する英文誌「Internal Medicine(IF 0.815)」です。
100本まで残り60本です。
Posted by Hiroki Matsuura - 2018.06.20,Wed
英文誌の特徴(Canadian Medical Association Journal 編)
Canadian Medical Association Journal (CMAJ) のClinical Pictureにおける特徴をご紹介します。気を付けていただきたいのは、本記事で紹介する内容はあくまでも私見だということです。
1.歴史
CMAJは1911年にカナダ内科学会の学会誌として創刊されました。有名な論文としては救急で使用されるTIAの指標、ABCD2 scoreの有効性が報告されています(参照:Perry, JJ, Sharma M, Sivilotti, MLA, Sutherland J, Symington, C, Worster A, et al. Prospective validation of the ABCD2 score for patients in the emergency department with transient ischemic attack. CMAJ. 2011; 183: 1137-1145.)。
2.内容
CMAJは年24回発行の英文誌であり、Clinical Pictureが毎号2本掲載されます。2017年のインパクトファクターは6.8と、いわゆる五大誌を除くと内科系の医学誌で最も高いインパクトファクターを有します。
3.Clinical Pictureの分量や注意点
Author informationによると
1. Clinical Pictureの字数は「300 words 以下」
2. 画像は「2枚まで」
3. Referenceは「3本以下」
4. Authorは「3名以下」(2021年1月15日修正)
4.査読
査読から返信までの時間は厳格です。Clinical Pictureの場合は14日で返事がきます(Author
Information に明記されています)。まずここを越えられるかが重要で、Rejectされなかった場合はCMAJ内部の査読者と外部の査読者(アメリカかヨーロッパの査読者)に査読が回ります。2人ともRejectならば当然Reject、片方が掲載可以上だと、さらに外部の査読者1名の判定に回るようです。それでも判定されなければチーフエディターによって判定されます。以上の内容は全てAuthor informationに明記されています。また査読料は無料です。
1. 14日以内にCMAJのEditorにまわり外部査読に回すか判定される
2. 1を越えるとCMAJ内部の査読者と外部の査読者の併せて2名によって判定される
3. 査読者のうち1人掲載可判定である場合はさらに外部の査読者1名にまわって判定される
4. それでも判定されなければチーフエディターによって判定される
5. Accept後
1. Accept後、2か月程度で発行元のカナダ内科学会から著作権委譲書のPDFが送られてきますので直筆のサインを添えてFAX or e-mailで送信します。
2. さらにその後2か月程経過して英文校正の連絡がきます。
※CMAJは1本しかAcceptされていないので傾向についてはわかりません
6.その他
1. CMAJで特筆すべきことは査読に回った場合には査読者からの評価が「たとえRejectであったとしても」しっかり送られてくることです。非常に建設的な意見が多く、丁寧に「どういう点を評価し、どこはダメなのか」を示してくれている場合が多いので、Rejectになったとしても次回も出そうという気持ちになる雑誌です。
※上記がRejectされた際に送られてきたコメントの一部です。この論文はReject後、Suggestionを参考に加筆修正し、QJMにAcceptされました。
※Internal Medicineではやたら高圧的な評価が多く、建設的な意見が送られてきたことは皆無です。私が送ったClinical Pictureは提出してからそろそろ6か月になるんですが何の音沙汰もありません、一体どうなっているんでしょうか
※この記事を公開してわずか16時間後にAcceptの連絡がきました。
2. 有料誌であり、基本的には公開後1年経過すれば無料で読めることが出来るようになります。特に掲載号や別刷は送られてきていません。
Canadian Medical Association Journal (CMAJ) のClinical Pictureにおける特徴をご紹介します。気を付けていただきたいのは、本記事で紹介する内容はあくまでも私見だということです。
1.歴史
CMAJは1911年にカナダ内科学会の学会誌として創刊されました。有名な論文としては救急で使用されるTIAの指標、ABCD2 scoreの有効性が報告されています(参照:Perry, JJ, Sharma M, Sivilotti, MLA, Sutherland J, Symington, C, Worster A, et al. Prospective validation of the ABCD2 score for patients in the emergency department with transient ischemic attack. CMAJ. 2011; 183: 1137-1145.)。
2.内容
CMAJは年24回発行の英文誌であり、Clinical Pictureが毎号2本掲載されます。2017年のインパクトファクターは6.8と、いわゆる五大誌を除くと内科系の医学誌で最も高いインパクトファクターを有します。
3.Clinical Pictureの分量や注意点
Author informationによると
1. Clinical Pictureの字数は「300 words 以下」
2. 画像は「2枚まで」
3. Referenceは「3本以下」
4. Authorは「3名以下」(2021年1月15日修正)
4.査読
査読から返信までの時間は厳格です。Clinical Pictureの場合は14日で返事がきます(Author
Information に明記されています)。まずここを越えられるかが重要で、Rejectされなかった場合はCMAJ内部の査読者と外部の査読者(アメリカかヨーロッパの査読者)に査読が回ります。2人ともRejectならば当然Reject、片方が掲載可以上だと、さらに外部の査読者1名の判定に回るようです。それでも判定されなければチーフエディターによって判定されます。以上の内容は全てAuthor informationに明記されています。また査読料は無料です。
1. 14日以内にCMAJのEditorにまわり外部査読に回すか判定される
2. 1を越えるとCMAJ内部の査読者と外部の査読者の併せて2名によって判定される
3. 査読者のうち1人掲載可判定である場合はさらに外部の査読者1名にまわって判定される
4. それでも判定されなければチーフエディターによって判定される
5. Accept後
1. Accept後、2か月程度で発行元のカナダ内科学会から著作権委譲書のPDFが送られてきますので直筆のサインを添えてFAX or e-mailで送信します。
2. さらにその後2か月程経過して英文校正の連絡がきます。
※CMAJは1本しかAcceptされていないので傾向についてはわかりません
6.その他
1. CMAJで特筆すべきことは査読に回った場合には査読者からの評価が「たとえRejectであったとしても」しっかり送られてくることです。非常に建設的な意見が多く、丁寧に「どういう点を評価し、どこはダメなのか」を示してくれている場合が多いので、Rejectになったとしても次回も出そうという気持ちになる雑誌です。
※上記がRejectされた際に送られてきたコメントの一部です。この論文はReject後、Suggestionを参考に加筆修正し、QJMにAcceptされました。
※Internal Medicineではやたら高圧的な評価が多く、建設的な意見が送られてきたことは皆無です。私が送ったClinical Pictureは提出してからそろそろ6か月になるんですが何の音沙汰もありません、一体どうなっているんでしょうか
※この記事を公開してわずか16時間後にAcceptの連絡がきました。
2. 有料誌であり、基本的には公開後1年経過すれば無料で読めることが出来るようになります。特に掲載号や別刷は送られてきていません。
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